2013年05月22日

GSワンダーランド』

ザ・タイツメンの美しい思い出を最後の最後でフレッシュマンズが全部持っていっちゃった! グループサウンズを知らない世代でも十分楽しめるだけでなく、ザ・タイツメンの4人が奏でる「海岸線のホテル」などの楽曲を聴いていると、凄く温かな気持ちになれるこの哀愁ある青春映画. 是非王子様萌えの方はご覧になってください. 日劇に立ちたいというマサオ、ケン、シュンタと歌手になりたいというミク. この男3人と女1人の思惑がGSブームに乗りたい佐々木と梶井の思惑と絡んで生まれたのが「タイツ履いてニュー歌謡」のザ・タイツメンなんですが、まずこの安直すぎる命名が面白すぎます. しかもマッシュルームカットに白タイツにフリフリ衣装という完全装備で「男性4人組」として売り出しちゃうんですから、まぁ何だかんだあるのは当たり前の話. でもこの映画はそんな4人が純粋に音楽を追い求める姿を描くような安直な青春映画ではなく、GSという一大ブームを通して「自分のやりたかった夢と自分たちの現状とのギャップに悩む姿」を描いているので、今青春を謳歌している世代よりもかつて夢を追いかけたことのある全ての大人が懐かしみながら心の奥底に仕舞い込んだ熱き魂の夢跡をもう一度思い出すことができるノスタルジーな作りになっているんですよね. しかもこのノスタルジーな空気をいつも営業会議でザ・タイガースのサリー社長にゴマをする幹部たちにドヤされている佐々木や、かつて音楽で夢破れて裏方に回った梶井を用いてしんみりと感じさせてくれるのがまたいいこと. 特に佐々木を演じた杉本哲太さんのあの哀愁ある演技は最高で、ザ・タイツメンと梶井を黙って優しく「見守ってくれている」という表現がまさにぴったり. またミクが女性であることを自ら語った後のマサオ、ケン、シュンタのミクを応援するという優しさや4人が共同生活を送っていたアパートを出る時の淋しさといった哀愁が、ミクがソロデビューする時に「祭だ! 」と走り回るマサオたちの「夢破れても仲間にまだ夢を追い続けるヤツがいる限り、その仲間を精一杯応援し続ける限り、自分の青春はまだ終わらない! 」という熱い魂へと変わっていくのもいい. ですからザ・タイツメンの解散コンサートも、ミクが売れっ子歌手としてTV番組でも歌うようになった姿にも自然と心が温かくなってくるんです. なのにそれが最後の最後で「今年の代表曲筆頭候補」として挙げられたのがミクではなく、誰も楽器ができないからヴォイストレーニングを断られ、マサオたちの影武者としてタイツとフリフリ衣装で時にはザ・タイツメンファンやタツオたち即席ロッカーを撹乱していたフレッシュマンズって! 一番夢が叶いそうにないと思われていたオッサン4人組が後方大外から一気に抜き去っていくサラブレッドのように最後の最後で大逆転してましたってオチ. いや最高ですわ. 深夜らじお@の映画館 は王子様衣装だけは御勘弁です. nike エアマックス ※お知らせとお願い ■ 【元町映画館】 に行こう.
posted by NakaneAiko at 21:42| Comment(0) | 日記 | 更新情報をチェックする

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